ゴキブリをできるだけ見ないで倒す方法&「ゴキブリとぼく」的な散文

 ようやく春になりましたね~♪ええ、梅雨時期からの本格始動にむけて、ちょうどゴキブリたちが準備運動をしている頃です。もうあと2か月もすれば、東京およびその近郊は、ゴキブリの巣窟と化すでしょう……。

ゴキブリ。いったい何という四文字でしょうか……。あの気持ち悪い様相をまさに完璧に言語化したような……もしかしたら、ゴキブリほどその名前がしっくりくる生き物はこの世に存在しないかもしれません……。

ということで、ゴキブリの語源を調べてみたら、「ゴキ」とは「御器(食べ物を盛る器や皿)」のことで、「ブリ」は「噛り(かぶりつく)」の略語――つまり、ゴキブリは残飯だけでなく、皿もかじってしまうことから、そう名付けられたそうです。

ちなみに、その昔、「本多平八郎」という非常にしぶとい武将がいたらしく、千葉や神奈川の一部では、その人の名前をとって、ゴキブリのことを「平八(へいはち)」と呼ぶそうです。実際、掃除のバイトで同僚だった千葉出身のおばちゃんがそう呼んでいました。

わりと小奇麗なマンションでも、ゴキブリはいる

言うまでもありませんが、風呂なしアパートにおいては、ゴキブリ(平八)との全面戦争は避けられません。いや、風呂あり物件でも、よほど綺麗で立派なマンションとかでないと、ゴキブリと対峙しないでシーズンを乗り切ることは難しいでしょう。

もしも、そうでない物件に住んでいる(東京で)のに、ゴキブリを見たことがないと主張される方がいれば、ぼくはその人にはっきりとこう言います。「あなたには見えていないだけです」と。

事実、当時まだわりと小奇麗なマンション(埼玉県大宮市)で一人暮らしをしていた妻が、「この部屋にゴキがいるわけないでしょ!?アンタのところの風呂なしとは違うの!!」と、ゴキブリの存在を力強く否定していましたが、1週間もしないうちにぼくはゴキブリを見つけました。小さいチャバネゴキブリではなく、黒光りした普通のクロゴキブリです。

 

バルサンを炊いてしまうと隣近所から反感を買う

「ほら」と、そのときは妻がいなかったので、写メで撮っておいたクロゴキブリをあとで見せたら、妻は今すぐバルサンを買ってくると言いました。

でも、バルサンはやめたほうがいいです。なぜかというと、集合住宅でバルサンを炊いてしまうと、隣近所にゴキブリが逃げて、超反感を買ってしまうからです。「自分のケツは自分でふけ」じゃないですが、自分の部屋に出たゴキブリは、自分でケリをつけるのが暗黙の鉄則です。

また、バルサンはゴキブリの卵には効き目がありません。つまり、バルサンの効果がなくなれば、成虫はまた戻ってくるということです。

 

ゴキブリホイホイやコンバットの類は意味ない?

ゴキブリホイホイやコンバット……ゴキブリ駆除製品は無数にありますが、一時的に効果はあっても、それらもやはり卵には効かないので、ゴキブリを全滅させることはできません。確かに、マメに取り換えることで、多少効果は期待できますが、個人的には焼け石に水のような気がします。

また、殺虫スプレーにしても、年々進化するゴキブリの体質に追いついている感じがしません。確かにヨロヨロはしますけど、そのまま巣があると思われる穴や隙間のほうへ逃げ切られてしまうこともけっこうあります。

結局、ゴキブリを完全に駆除しようとするなら、業者に依頼するかしないと無理なのかな?と思います。つまり、その都度戦うしかない、ということです。

 

ゴキブリとの戦いで絶対にやってはいけないこと

戦うといっても、新聞や何かの物で、ゴキブリを直接ぶっ潰すことは、できればやめたほうがいいでしょう。いや、絶対にやってはいけません。なぜかというと、ゴキブリは死の間際に強烈なガスを発するからです。そしてこのガスがまた臭いのなんの……

ええ、とてつもない悪臭です。舌や唇の神経が破壊されるかもしれなかった?ほどに溜まった、かつてのぼくの虫歯の膿よりも、さらに臭いです……(苦笑)

また、直接ぶっ潰してしまうと、当然ですが、ゴキブリの体液でその場所が汚れてしまいます。まして、それがもしまな板の上だったりしたら、まな板を買い替えなければならなくなります――という事例を持ちだしたのは、実際にぼくがそうしてしまったからです……(苦笑)

 

ゴキブリをできるだけ見ないで始末する【凍殺ジェットの使い方】

じゃあどうすればいいのか?はい、↓↓コレで戦ってください。

これは殺虫剤ではありません。マイナス85℃の冷却剤です。これでゴキブリを凍死させてしまうのです。殺虫成分がまったく入っていないので、ゴキブリが好むキッチンや食べ物の近くでも、遠慮なくぶっ放せます!!

しかも、通常の殺虫剤と違って、このスプレーからは白い泡状の液が出てくるのですが、それがゴキブリの体を包み込むというか、けっこう見えなくさせてくれるので、その後の処理の気持ち悪さも半減します。

ただし、シュッと軽く噴きかけただけでは、ゴキブリの動きを止めることさえできません。ある程度の量を噴きかけないとダメです。下手すると、一度の戦闘で大量の泡を使ってしまいます。そう、コスパが良くないのです。でも、上手くやれば、必要最小限の泡で確実に凍殺することができます。

たとえばぼくの場合は、まずゴキブリを見つけたら、その位置で戦うことは基本しません。そこから一番近い何かの角のほうまで、シュッシュッっと、軽くスプレーを噴きかけながら、ゴキブリを追い込むように誘導して、その角で勝負をかけます。スプレーでの誘導が上手くいかないときは、新聞紙か何かで、強引に角へもっていきます。

そう、「角に追い込む」というこの作業が非常に重要です。角にさえ追い込めば、ゴキブリの退路を完全に断つことができないまでも、行く手をかなり狭めることができるからです。つまり、より確実に冷却剤を命中させることができるので、噴射も少なくて済みます。

 

最後に~「ゴキブリとぼく」的な散文

蝿や蚊はまだしも、蜘蛛や毛虫の類が家の中にいることももちろん鬱陶しいですが、ゴキブリが家の中にいることは、鬱陶しいなんてレベルの嫌悪で済むものでは断じてありません。そもそもあの黒さは異常です。加えて、飛行しているわけでもないのに、視界に留めるのさえ一苦労の、あのスピード……。

一度、格闘の末に、生きたまま仰向けになったゴキブリを見たことがありますが、その手足の速さたるや、普通の動画を何倍にも早送りしているようで、思わず見入ってしまうほどでした。すべての動物を同じ大きさにしたら、ゴキブリが一番はやいと何かで読んだ記憶がありますが、本当にそうかもしれないと思います。というより、あのサイズであのスピードは、どう考えてもおかしい。とても自然界の生き物とは思えません。

数年前、ホイホイでつかまえたゴキブリを、もちろん妻はとっとと捨てろと大騒ぎしましたが……なんとなく惜しい気がしたぼくは、妻の目が届かないトイレタンクの後ろの隙間に、ホイホイごと隠して、密かに2週間ほど観察していたことがあります。

のぞきこむたび、ゴキブリは自分の体長よりも長そうな触角を神経質そうに回していました。その行く手に黒光りする頭部と、油ギッシュな皮膚、左右からはみ出でた足の剛毛……なるほど、人間の嫌悪をかき立てる資質をコイツは十分にもっていると思いました。粘着板から逃れようと、やや反り返ったときに垣間みえる、パンパンに張りきった腹の輪郭に至っては、絶対に触れてはいけないという気がしました。

一週間、いや、二週間たっても、ゴキブリはまだ粘着板から逃れようとあがいていました。やがて両方の触角が粘着板にとられても、ゴキブリはまだ生きていました。ホイホイを軽く動かしてもそれは確認できませんでしたが、息を吹きかけると、微かにもがいてみせたのです。

ホイホイごとひと思いに押し潰してやろうとも考えましたが、潰すとこれがまたどういうわけか、とんでもない悪臭を放つので、そうもできませんでした。結局、飲まず食わずのまま、二週間以上もソイツは生き続けました。そしてその屍さえも、この世の自然界のものとは思えませんでした。

家畜も、普段食べているトマトやキュウリとかの野菜たちも、実は純粋な自然界のものではなく、人間自身が食べやすいように改良したものらしいですが、そうやって自然を好き勝手に捻じ曲げてきた人類への罰として、カミサマがこの世にゴキブリが送りこんだ――と、あるいはこんな幼稚な仮説でさえ、素直に笑い飛ばせないというか……うっかりそうかもしれないと思ってしまうほど、得体のしれない何かの違和感が、ゴキブリにはあります。

確かに、不自然に感じたり、信じられないようなものは、ゴキブリの他にもたくさんあります。実際に見たことのない虫や動物をテレビで見てもそう思うし、人為的なものでいえば、パソコンやスマホとか、三十年前からすれば信じられないものばかりですが……

しかし、それらはすべてなんとなく容認できるというか、あるいは互いの見えない共通点やそれに似かよった痕跡のようなものを、細胞レベルでは認識し合っていて、だからこそそれらの不自然さや信じられなさは、たとえば時間の経過とともに頭の中で馴染んでいくような気もしますが……しかし、ゴキブリの不自然さ、信じられなさは、細胞レベルをあきらかに超越していて、その存在を思い出すたび、「容認できない」と、はっきり思います。

いや、だからこそもしかしたら、一生を尽くして研究する価値がある生き物かもしれない……とか、けっこう本気でそんなふうに思うことも実はあります。ええ、だからこそぼくは、ホイホイをトイレタンクの後ろに隠して、二週間以上も観察してしまったのかもしれませんが……(苦笑)

 

0
 
スポンサーリンク