気丈の裏に隠された、何かとガンを疑う小心

この週末は風邪でダウンしてしまいましたが、買い物など面倒な家事を妻が率先してやってくれたおかげで、ゆっくり体を休めることができました。もう熱もないし、ラジオ体操もできるくらいなのですが、昨夜から急に、喉の奥というか、舌の付け根あたりが痛くなりました。

風邪は治りかけなのになぜ?と思って、ネットでいろいろ調べたら、「舌扁桃炎(風邪をこじらせて起こる、舌に繋がる扁桃腺が腫れたもの)」というのが、一番それっぽい気がしたのですが、普通の扁桃腺の腫れさえ、そもそもあまり経験したことがないぼくにとって、この舌の痛みや違和感が、実は「舌ガンの前兆」かもしれないことを、多少とも恐れないわけにはいきません……。

小説家(芸術家)には、太宰のように、薬や酒で自らの体に鞭打つタイプと、それとは逆に、日々のラジオ体操を欠かさず、ちょっとの胃もたれを「スキルスの前兆かもしれない……」と恐れおののくタイプがあって、つまりぼくは後者のタイプに該当します。

はい、下腹に「前立腺ガンの兆候」を疑わせるような変な痛みが一週間くらい続いたときも、わざわざエコー検査までした結果、ただの筋肉痛でした。歯ぐきが腫れただけで、救急車を呼んだこともあります。

といっても、当時かなり歯周病が進行していたぼくの歯ぐきの痛みは尋常ではなく、しかもその日は日曜日だったので、やむなく救急車を利用させてもらったのですが、それにしても、抗生物質を飲んですぐに落ち着いたぼくをみた先生に、「なんで救急車呼んだの?」と、さすがにちょっと小言をいわれてしまいましたが……(苦笑)

 

とはいえ、「地に足がついている感じの、極めて気丈な人間」を装いたいぼくとしては、一般人のとくに異性に対して、そのような醜態を晒すことは決してなかったのですが……

同じ異性でも、屁をぶっかけ合うほど進化した極めて特殊な異性(妻)に対しては、醜態が醜態としての機能を果たせなくなって、要は、「ガンかもしれない……」を、この10年で数え切れないほど妻に連呼しているということです……(苦笑)

当然妻は、「じゃあ死ぬんじゃない?」と、ぼくの不安を受け流すようになって、ひいてはその延長で、「北朝鮮の動向をちゃんと見とけ!」に、「みんな一緒に死ぬんなら別にいいじゃん!」なんて、極めて重大なことにも危機感をもてなくなってしまったのだと思われます……

 

まあそれはそうと、薬箱の中をあさってみたら、「指定医薬部外品」と書かれているものの、医薬品的な感じの「のど飴」があって、しかし使用期限が「2016.3」となっていて、さらに、溶けてベトベト変な形になっているのに躊躇しつつも、臭い的にはとくに問題がなかったので、思い切って何個か舐め続けていたら、少しだけ痛みがひいた気がしました。いや、もしかしたら、その前に飲んだ喉用の風邪薬が効いてきたからかもしれません。

――とか思っているうちに、喉に痰がからんで、とりあえず飲み込まざるを得ない位置だから飲み込もう!と思って、痰を飲み込もうとしたのにすぐに飲み込めず……もしや舌扁桃炎が、飲み込む力を弱くしてしまって、この痰は今日ずっとこの位置に居座るのではないか?だとしたら、自発呼吸に支障をきたしてしまうかもしれない!つまり死ぬ!と、一瞬ですが、超マジで慌てる――みたいなことも、けっこうザラにあります。

ええ、ぼくのこの臆病ぶりは、実にゆゆしき問題です。「病は気から」とはよくいわれる言葉ですが、今回の舌の奥の痛みについていえば、ふと何かに集中したときは、確かにまったく痛みを感じません。だからといって、延々何かに集中できるはずもありません。

ただ、この話題をこれ以上続けるほど、痛みが治まらないことは確かなようなので……これから少し寝ることにします。

 

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