20代後半の独身男が、月収35万でも貯金ができない理由

月収35万のストレスと社会的立場の問題

東京で一人暮らしをしている弟(29歳)が、月収35万(手取り28万くらい)ももらっているくせに、毎月カツカツで貯金なんてとてもできねぇと嘆いています。

確かに、弟はちょっと無駄遣いが過ぎるほうではあります。しかし、いろいろ話を聞いてみると、今はそれほど無駄遣いをしているわけでもないような気がしました。

月収35万というと、都内でもわりといい給与の部類に入ります。ええ、ぼくなんかがそんな給与をもらったら、けっこう贅沢したとしても、月に20万は貯金できます♪(←主夫だから当然)

しかし、普通に考えれば、その分仕事のストレスは大きくなるし、何より、立場もそれなりになるから、飲み会やら何やらで、人より多めにお金を払わなければなりません。実際、弟の場合は、会社のために遣う交際費が、毎月2,3万、多い月だと4万以上になってしまうこともあるそうです。

 

月収35万、都内一人暮らし男の大まかな収支

もちろん、朝から晩まで仕事で、自炊なんてとてもできないから、食費もけっこうかかります。タバコも吸うから、1日の生活費がどうしても3千円くらいになってしまうようです。(まだ若いからけっこう食べるし)

単純に計算すると、7万(家賃)+3万(ネットと携帯代含む光熱費)+9万(毎日の食費タバコ飲み物代)+3万(交際費)=22万

さらに、客先への挨拶回りもあるので、ワイシャツやスーツ、靴などの維持費(新調したりクリーニングに出したり)もそれなりにかかるし、彼女もいるので、それ用の服や、もちろんデート代もかかります。ゲームとか、自分のほしい物も多少は買いたいでしょう。

こうして考えてみると、月収35万(手取り28万くらい)でも、確かに心許ない感じがします。だから、彼女ができてすぐに、ずっと入っていた生命保険を解約したそうです……(苦笑)

 

それなりの仕事をしていると、節約のモチベーションを保てない

もちろん、平社員の立場なら、月収35万(手取り28万くらい)も貰えれば、超ウハウハでしょう。しかし、原発関連とか、よほど特殊な仕事でない限り、平社員にこんな額の給与をくれる会社なんて、普通はあり得ません。

当たり前ですが、給与と社会的立場というのは比例するんだなあ……と、今さらながら思いました(苦笑)いくら給与をもらっても、社会的立場に沿った消費を、周囲の人なり環境に促されてしまうということです。

また、それなりの仕事をしていると、節約のモチベーションを保てないというのも、すごくわかる気がします。前に禁煙の記事でも書きましたが、仕事でストレスがたまると、禁煙なんてとてもできないというのが、一番わかりやすい例でしょう。

人によっては、お酒や衝動買いによって、仕事のストレスを発散したいだろうし、とにかく、それなりの仕事をしている人たちは、節約なんかに心を砕く余裕なんてないのだろうと思います。

 

バブル世代のツケを背負わされている?

結局、いくらいい給与をもらっても、それ以上の仕事量(質)なり、社会的立場を強いられてしまったら、何の意味もないというか……今の社会は、そういう歪な構造になってしまっているのだと思います。

高齢化による税金の値上がり等も当然ありますが、他にも、バブル時代に家を買った人たちが、未だ住宅ローンの返済に追われているという話を、ときどき耳にします。

要は、その人たちが当時の給与に近いまま、会社にしがみついている為に、下の世代の給与を上げられない、あるいは、下の世代の仕事量の負担を軽減できないということです。とはいえ、その人たちにしても、当時の異常に高いローンを組まされた被害者ともいえるので、一概に責めることはできません。

 

生きるための仕事に殺されたら身も蓋もない

考えてみれば、うちの妻にしても、それなりの立場で仕事をしているので、飲み会で多めに払ったり、部下に昼食をご馳走したり、結婚式ではそれなりの額を包んだりしています。あまりみすぼらしい格好もできないから、洋服や化粧品代もそれなりにかかります。疲れやストレスから、しょっちゅう肩は凝るし、便秘にはなるし、最近では血圧もあがって、そのための薬とかも飲んでいます。

仕事さえしていなければ、それらの出費はもとより、健康だって損ねることはないわけです。仕事をしないと生活していけないのは確かですが、仕事に殺されたら、身も蓋もありません。

そう考えると、如何に働かずに済ませるか――という自分の考えは、身を守るうえでやっぱり正しい選択なのかもしれないと、つくづく思います。

 

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