「保護主義」=「自分勝手」の構図は、富裕層の差し金かもしれない?

北朝鮮問題は、「絵に描いた餅」的な展開になってきた?

フランスの大統領選挙がはじまりました。実は、中学からの友人がポーランドに住んでいるので、最近は北朝鮮の問題より、こっちのほうが個人的には気になります。

というより、北朝鮮の問題については、ぼくの中では勝手に自己解決しちゃっています(笑)あくまでぼくの個人的な推測ですが、仮に25日に北朝鮮が核実験をやったとしても、それほど大事にはならないような気がします。アメリカが攻撃を仕掛けるにしても、極めて限定的だろうということです。

で、それに対する北朝鮮の反撃も、ソウルを火の海にしたり、日本にミサイルを飛ばすなんてことまでにはならないんじゃないかと……。とはいえ、北朝鮮にしても、振り上げた拳をただで下すわけにはいかないだろうから、何発かミサイルを飛ばすかもしれませんが、だとしても、日本の国土には落下しないように、日本海内にわざと収めてくれそうな気がします。

そのかわり、現体制の維持と、核保有を認めるよう求める北朝鮮に対して、もちろんアメリカは素直に「ウン」とはいえないまでも、核の輸出(拡散)だけは絶対しないという条件で、うやむやに妥協してしまうかもしれません。

ぼくがそう思う理由は、先の記事に書いた通りです。要は、「絵に描いた餅」みたいな展開になってきたので、個人的にはぶっちゃけもうどうでもいい感じなのです……(苦笑)

と言いつつ、ぼくの頭上にミサイルが落ちてきたら、みなさんぜひ笑ってください。はい、死ぬ覚悟はもうできています!というのは嘘ですが(笑)こんな軽口を叩けるくらい、ぼくの中では急速に冷めつつある話題だということです。

 

「EUをつくろう!」と言い出したフランスがEUを離脱する?

で、フランスの大統領選に話を戻しますが――アメリカのトランプ大統領と同様、自国第一主義を掲げ、EUからの離脱を訴えるルペン氏が勝てば、世界はまた一歩、グローバル主義の歩みを止めることになるでしょう。

そもそも、EUをつくろう!(みんな仲よくしよう!)と、最初に言い出したのは、確かフランスです。そのフランスが、EUをぬける(やっぱそれぞれで頑張ろう)というのはどうなの?というか……フランス国民がどう判断を下すのか、実に興味深いです。

EUの一番の問題は、特別な事情がない限り、「難民や移民の受け入れを拒否できない」という法律があることです。つまり、たくさんの難民や移民を受け入れてしまっているせいで、自国民の雇用が奪われ、あるいは国内がテロの危険に晒されてしまうことに、これ以上我慢できない!出ていけ!ということです。

すでにEUからの離脱を決めたイギリスに続いて、フランスもEU離脱の方向に舵を切れば、EUを支える大国は、実質ドイツだけになります。だとしても、ドイツのメルケル首相は、難民の受け入れを頑張るそうです。首脳会談のときに、トランプ大統領との握手を拒否したのが、その意志の固さを物語っています。

というか、トランプ大統領は、自国の移民を排除するだけでなく、シリアに空爆して、難民をつくることにも精を出しているともいえるので……メルケル首相からすれば、ただの厄介者でしかないかもしれません(苦笑)

しかし、ドイツにしても、分け合えられるパンは限られているでしょうから、長きに渡って主権を握ってきたメルケル首相が、ここにきてドイツ国民にNOを突き付けられることも十分にあり得ます。メルケル首相が退陣したら、いよいよEUは機能しなくなるでしょう。つまり、難民は餓死するしかありません。

 

EUは一般人にどれだけ富をもたらせているのか?

しかし、こういう場合は得てして、一般国民に対する人道主義的な議論にすり替えられてしまう傾向があるようにぼくは思います。というのは、限られたパンを、一部の富裕層が握り過ぎている――というだけのような気がします。

たとえば、ドイツでは、ユダヤ人が経営する会社には法人税がかからない――というのを聞いたことがあります。もちろん、歴史的な事情がいろいろあるのはわかりますが、仮にそのせいで、どう頑張ってもドイツの一般国民がのし上がれない環境なのだとしたら、そもそもが不公平すぎます。

実は日本にも、そういう人種差別的な制約があるようにぼくは思っていますが、ドイツのそれのほうが、圧倒的に根深いような気がします。だとしたら、まずはそこに切り込んで行かない限り、メルケル首相は真の指導者とはいえないでしょう。

問題は、EUが崩壊することによる損失を、一般国民が背負うことになるだろうにも関わらず、EUによってもたらされているはずの現在の富が、一般国民にはほとんど還元されていないだろう――ということです。

だから、難民を締め出したところで、何の解決にもならないというか、そもそも「自国第一主義」という、如何にも自分勝手な言葉の裏側には、難民ではなく、富裕層への糾弾の思想が一番に含まれているように思うのですが、なかなかそういうふうにクローズアップされないということは、何らかの不当な圧力がかかっているのではないか?とか、どうしてもそんなふうに勘繰ってしまいます。

 

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