作家志望者におすすめのアルバイトは、強いて言っても2つしかない。

これまでさまざまなアルバイトしてきました。はい、もちろん小説を書きながらです。

そのため、できるだけ執筆の負担にならないような職種を選んできたつもりですが、現時点でのぼくの結論としては、どの職種を選んでもけっきょく執筆の負担になる――つまり、小説に集中するなら、仕事はしないに越したことはない、ということです。

そうはいっても、小説で生計を立てられない以上、なにかしら仕事をしないわけにはいきません。ということで、ぼくがこれまで経験してきたアルバイトの中から、小説を書きながらでも、まあまあお薦めできるかもしれない?職種を2つだけご紹介したいと思います。

コールセンターの時給と職場環境について

まずは、コールセンターです。ほかのアルバイトに比べて高時給なのが、なにより最大の魅力です。

都内だと、時給1200円くらいが相場です。派遣だと1500円以上の求人もあります。シフトも融通のきく職場が多く、午前中だけとか、探せば深夜帯を選べる職場もあります。もちろん深夜帯はさらに時給がいいです。

ただし、圧倒的に女性が多い職場です。それが苦手な男性は難しいでしょう。数百人規模の大きいセンターだと、そのうちの三分の一ほど男がいたりもしますが、小さいセンターだと、指で数えるくらいしか男がいません。しかし、センターの管理者(SV)は男が多いので、その人たちと仲良くなれれば、さほど苦にはならないかもしれません。

 

「電話を受けるほう」と「電話をかけるほう」のどっちがいいか?

コールセンターのアルバイトは大きく分けて、インバウンド(電話を受ける)と、アウトバウンド(電話をかける)の、二種類あります。

インバウンドは主に、商品やサービスについての問い合わせに対応する仕事です。アウトバウンドは営業です。稀に、債権回収(借金の督促)というのもあります。どちらがいいかは人それぞれでしょうが、面接で採用されやすいのは、圧倒的にアウトバウンド(電話をかける)です

なぜなら、インバウンド(電話を受ける)のほうは、お客様からのあらゆる問い合わせに対応しなくてはならないので、商品やサービスについての知識がかなり必要になります。その分、研修期間も長くなるので、企業としては即戦力として使いづらいというデメリットがあります。働く側としても、覚えることが多くてたいへんです。

一方で、アウトバウンド(電話をかける)にしても、商品やサービスの知識はもちろん必要ですが、基本的に営業なので、ほとんどお客様とお話しができずに電話を切ってしまう(あるいは切られてしまう)ことが多く、仕事をしながら知識をつける余裕がある、つまり、わりと誰でも即戦力にしやすいというメリットがあります。働く側としても、最初から何もかも覚えなくて済むので、そういう意味では楽です。

また、インバウンド(電話を受ける)は、しっかりとした丁寧な電話対応を求められますが、アウトバウンド(電話をかける)は基本的に営業トークなので、多少くだけた言葉遣いでも許されます。このことも、コールセンター未経験でも採用されやすい理由の一つと言えるでしょう。

そうはいっても、アウトバウンドの仕事は基本的に営業なので、営業に抵抗がある人は、たとえコールセンター未経験でもインバウンドの仕事を選んだほうがいいです。商品やサービスの知識さえぜんぶ覚えてしまえば楽になるし、また、丁寧な言葉遣いを身につけたいというのであれば、インバウンドのほうがより勉強になります。

 

清掃のアルバイトは屋内型&常駐型を選ぶべし!

続いて、屋内型の清掃のアルバイトです。屋内型、これはとても重要です。真夏と真冬の公園清掃なんかは、肉体的にかなりキツイからです。年配の方が多くやっていて、わりと簡単そうに見えるかもしれませんが、仕事中に亡くなる方も少なくありません。

しかし、屋内型の清掃にはトイレ清掃が含まれることが多いので、そもそも男の募集がほとんどありません。だからといって、男の募集が多い定期清掃はあまりおすすめしません。なぜなら、現場がその都度かわるからです。で、その現場がやたら遠いことがあるのです。ひどいときは近県に行くこともあります。

もちろん交通費はでます。車で送迎というのもあります。しかし、現場の上司と車内ですごす一時間ないし二時間は、想像して頂ければおわかりでしょうが、かなり苦痛です。

というわけで、清掃のアルバイトをするなら、屋内かつ、一つの現場に常駐できる環境であることを確認したほうがいいかと思います。

 

清掃のアルバイトは時給が低い分、人付き合いをしなくて済む

ご存じのとおり、清掃アルバイトの時給は安いです。都内でも、せいぜい時給900円くらいでしょう。しかし、屋内の清掃員の多くは年輩の方が中心のため、「ごはん食べにいこう!」とか「飲みにいこう!」となりません。

そう、人付き合いのためのお金と時間を使わなくて済むというメリットがあります。

ほかにも、コールセンターなんかだと、年頃の女性が多いので、あるていど小奇麗な格好をしなければならず、要は、そのための手間や金(ユニクロとかザラとかのちょっといい服を買ったり)がかかりますが、清掃の現場だと、ほとんど部屋着で出勤してもいいくらいなので、楽です。ぶっちゃけ、二日くらい風呂にはいってなくても、平気で出勤できます。(というのは、あくまでぼくの基準ですが)

また、清掃に限ったことではありませんが、毎日小説を書いている人間にとって、体を動かす系の仕事はリフレッシュにもなるし、健康的にもすごく良いと思います。

 

その他のアルバイトについて

飲食店は、食事つきの職場が多いことではポイントが高いのですが、「飲みにいこう!」率がそのメリットを上回るくらい高い。しかも、みなさんよくお飲みになるから、夜もおそくなります。

はい、執筆の時間も体力も、すっかり奪われてしまいます…。そんなわけで、飲食店でアルバイトをするなら、「ランチの時間だけ」とかにしたほうがいいかもしれません。

やったことはありませんが、一見、文章を書く練習にもなりそうなライターについては、個人的におススメできません。求人広告をみる限り、文字数と報酬の割が合わないように思うからです。だったら頑張ってブログを書いたほうが、長い目でみれば稼げる?だろうし、自由度も高いと思います。

まあでも、小説を書く上での文章力というのを、ぼく自身はそこまで重視していないので、「文章を書く練習」としてのライターの仕事に興味をもてない節もあります。

 

まとめ―何より小説を書く時間を優先しましょう!

コールセンターにしろ清掃にしろ何にしろ、メリットとデメリットはそれぞれに当然あります。その人によって、良し悪しの捉え方も当然ちがってくるでしょう。

そもそも、ぼくなんかは、仕事をしないに越したことはないと思っていますが、小説を書かない時間を仕事で充実させることで、むしろ執筆がはかどるという人もいるでしょうから、何をどうすればいいのかは、けっきょくその人自身が決めることです。

とはいえ、小説を書きながらの副業を考えている人に、今回の記事がほんの少しでもお役に立つことができれば、とても嬉しく思います。いや、何より小説を書くことを優先しましょう!と、本当はそれを言いたかっただけかもしれません。。。

 

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