とある日の動物観察日記

朝、いつものように妻を起こそうとしたら、「ふざけるな!」的な反応がかえってきて、そういえば今日からゴールデンウイークだったことに、そのときはじめて気づきました……(苦笑)

というわけで、あと1週間くらいで100記事を達成する予定でしたが、いったん棚上げします……(笑)

はい、今日はこれから妻の衣替えを手伝わなくてはなりません。夜は花火大会にいって、明日は街まで出て買い物。明後日もナントカという祭りに行くし、土日もたぶん何だかんだとあるはずです。

まあでも、あまり家の中に引きこもりすぎると、それはそれで疲れてしまうので、むしろ良かったかもしれません。

「休日最後の日」という名の「主夫の夜明け」

 

数年前から、草花や鳥や空や雲に、やたら目がいくようになりました。暇だから&1人のときはお茶するお金がないからいつも公園のベンチ――という事情もあるでしょうが、単純にそれだけ歳をとったのだと思います。

もちろん、自然に還る(死ぬ)つもりはまだ全然ありませんが、たとえば左から右に流れる雲をじっと見ていると、それに付き添うように溶けてなくなるなら、それはそれでアリかな?と想うこともあります。

うちのアパートのすぐ近くに、海に面した大きい公園があります。緑はもちろん、池や噴水もあるし、ベンチも多いし、猿や孔雀とかの動物までいるから、天気さえよければ、図書館やどこよりずっと長くいることができます。

いつだったか、自転車でその公園に行ったときに、蓮池と噴水を一望できる、普段はお年寄りたちで賑わっている隣同士のベンチが二つとも空いているのを見つけて、さっそく自転車を押してそのベンチのほうへ向かっていったら、その道なりに五羽のハトが身を寄せ合って日向ぼっこをしていました。

ちょっと悪いかな?と思いつつも、面倒だったのでそのまま構わず自転車を押していったら、ぼくに気づいたハトたちが、それぞれゆっくり起き上がって、三メートルほど離れたベンチの向こう側まで、トコトコ歩いて移動しました。

そこの場所も広々とした平地で日差しがいっぱい降りそそいでいたので、てっきりそこで落ち着くのかな?と思ったら、ぼくがベンチに座ったのを見はからって、ハトたちはまた元のところにトコトコ全員でもどってきました。

頭上の緑にはスズメが、足元からは蟻が這い上がってきました。どこからともなくやってきた別のハトの集団のうちの一羽が、ぼくの隣のベンチにとまって、餌をもらえないことはとっくに気付いているはずなのに、ジッと覗きこむようにぼくの顔を見てきました。

その鳩には片足がありませんでした。いや、片足がないように見えました。というのも、事故でそうなったにしろ、ちぎれて残った部分の足はありそうなもので、しかし、それらしいものが何も見えなかったのです。

つけ根のほうからすっかり足がない――ということも、有り得なくはないでしょうが、それにしては毛並みも良く健康そうで、不自由を感じているようには見えなかったというか……そもそも、まったくなにもない空間を挟んですぐ腹に突きあたるその画は、如何にも不自然に見えました。

実は、片足だけ折り曲げているのかも?と思って、腹の下のほうをジロジロ覗きこんでやったら、途端に動揺しはじめたその体を支えるのに片足では不十分だったのか、お目当てのもう一方の足が、後のほうからゆっくり出てきました。

 

そうこうしているうちに、自転車を押してはいってきた道のほうから、一羽のカモがトコトコ歩いてきました……。

先の五羽のハトたちは、まだ日向ぼっこをしていて、それを邪魔しないように、その少し手前で止まったカモは、軽く辺りを見回してから、蓮池のほうに体の向きを定めて、「クワ―――ッ」と、仲間か子供でも呼ぶような、長い一声を放ちました。

しかし、その方向に別のカモの姿はありませんでした。と、声を放った蓮池のほうとはまったく逆の、今まさにそのカモがやって来た道のほうから、別のカモがトコトコやってきて、思わず不意をつかれました……。

二羽のカモたちは合流するや、示し合わせたように足元の草を噛みはじめました。噛みとられたはずの草は短くも減りもしないで、要は、草についた微生物かなにかを舐めとっているだけなのかもしれないと思いました。

そろそろ帰ろうと思ったぼくは、来た道をそのまま戻るように自転車を押していきました。そうしないで、池沿いの芝生をまっすぐ進んだほうが、むしろ公園の出口には近かったのですが、逆のほうでまだ日向ぼっこをしているハトたちが、いったんぼくのために道を譲ってから、またみんなで同じ場所にトコトコもどっていくのをもう一度見たくて、あえてそうしました。

そしてやっぱりその通りにしてくれたハトたちの一方で、草を噛んでいた二羽のカモたちは、ぼくが近づいてくるのを察知するなり、あわてて池に飛び込んで、そのまま泳いで向こう岸の陸へあがると、そこにある草をまた同じように噛みはじめました。

――以上、とある日の動物観察日記でした♪

 

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