又吉の新作「劇場」を1行も読まず、憶測で評価(批判)するという暴挙

有名人が書いたものでも、良い作品なら素直に読みたいと思う。

又吉さんの新作「劇場」が発売されたそうです。前にも書きましたが、ぼくのような無名作家にとっては、又吉さんのような有名人は、はっきりいって嫉妬の対象でしかありません(笑)だから仮に読んだとしても、粗探しに終始してしまうでしょう……(苦笑)

というのは、実は半分ウソです。作品が良ければ素直に認めるというか……どこの誰が書いたものであろうと、良い作品であればぜひ読みたいという欲求は、嫉妬心以上にあるつもりです。

実際、坂口恭平さんという人の「現実宿り」という小説があるのですが、ぼくはなけなしのお金で、すぐその小説を買って読みました。

ぼくが尊敬している保坂和志さんという小説家が、「現実宿り」を絶賛していたからです。いわば、坂口さんは又吉さん以上に、ぼくにとっては嫉妬の対象なのです(笑)

 

定番のテーマを扱うなら、圧倒的な文章力を見せてほしい。

しかし、又吉さんが書いた小説には、残念ながらまったく購買欲をそそられません……(苦笑)

又吉さんの今回の作品は、恋愛小説だそうです。主人公は、純文学定番の「ダメ男」。で、そのダメ男を支え、養ってくれている彼女に対して、ひどい扱いをするという……これまた純文学お決まりの展開のようです。

はっきりって、これだけわかれば、もうすでに読む気がしません……(苦笑)こういう設定と展開というのは、太宰をはじめ、あらゆる作家がさんざん書いてきて、すっかりやり尽くされているからです。古い教科書(たぶん太宰)を自分なりになぞってみた――というのが、読まなくても見え見えな感じがします。

仮に、どうしてもこのやり方を通すなら、西村賢太さんくらい個性的でアクの強い文章力がないと、現代小説としては成立しないと思います。

定番のテーマを扱うなら、せめて圧倒的な文章力を見せてほしいということですが、アマゾンのレビューに引用された又吉さんの文章を読む限り、残念ながらそういうわけではない気がしました。

 

ダメ男のダメ話なんて、小説じゃなくてブログで十分。

そもそも、ダメ男のダメ話とか、そいつの不条理な思想や奇抜な行動とか……そういうことは、今時の小説で真剣に書くようなものではありません。そんなものは、ブログでちょこちょこっと書いて笑わせればいいだけのネタです。

↓ほら、こういう感じに書けば、それで十分なのです。

バイトをやめ、200万の借金をして、賭けに出た結果……【無名作家の下積み時代】
「20年前のぼく」に上から目線の、「20年前と変わらない今のぼく」
妻には週3日バイトに行っていることにしている話

 

私小説作家の恥を晒す書き方は、ただのカッコつけ?

あと、自分が恥ずかしいと思っていることや、ありのままの自分をさらけ出すとか、エロとかグロとか変態的なものとか……そういうネタにしても、いちいち小説に書いたりしないで、ブログで面白おかしく簡潔にまとめてしまうべきでしょう。

そもそも、恥ずかしいとか、言いづらいことというのは、書いているうちに、自分に酔ってきてしまうものです。恥ずかしいはずのことだったのに、いつの間にか、「カッコイイこと」になってしまうのです。で、より自分を貶めようと、事実や真実を無意識に曲げる。あるいは過剰に捏造する。その類の手法には、そういう落とし穴があるのです。

といっても、文章の上手い人は、それが捏造だとわからないように巧みに読ませますが、結局は巧みに格好つけているだけです。「ここまでぶっちゃけるのかっ!?」と、驚いてほしいだけです。ていうか、10年前のぼく自身がそうだったので……(苦笑)

――と、なんか偉そうなことを書きすぎてしまいましたが……(苦笑)じゃあ、そういうお前はどんな小説を書いてやがるんだ?という方のために、遠慮なくリンクを貼らせてもらいます→自動記述による文章練習

って、今回はちょっと炎上商法気味の記事になってしまいましたね……(笑)といっても、バズ(拡散)を狙っているつもりはありません。いや、相変わらずアクセスがショボいので、やっぱり少し狙っているかもしれません……(苦笑)

 

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