禁煙するために、いったん禁煙をあきらめてみる

金銭苦でもどうしても止められず、「エコー」を吸う始末……。

禁煙したい。できればお金をかけずに。タバコを吸っている人なら誰でも思うことです。いや、お金がかかってもいいから、とにかく禁煙したい。

そういって、禁煙ガムやニコチンパッチを買ったり、禁煙外来にかよってまでみたものの、やっぱり無理だった……。あるいは一年後にまた吸いはじめちゃった……。という人が、ぼくの周りにはゴロゴロいます。

現在ぼくは、1日15本くらい吸っています。銘柄は「エコー」です。はい、かなり重症です。タバコなんかにこれ以上お金を使いたくない。でもどうしてもやめられない!だから一番安い「エコー」を吸っちゃっているわけです(苦笑)

近々「エコー」がまた値上がりするらしく、とうとう1個310円になってしまいます。バカバカしい。本当にそう思います。だからいい加減やめたい。でもやめられない……。

 

禁煙ガム・ニコチンパッチでも、脳の欲求は抑えこめない

薬局で販売されている禁煙ガムやニコチンパッチは、確かに効果があります。実際、それらを使うと、ぼくはタバコを吸いたくなくなります。しかし、タバコを吸いたくなくなるのは、体だけがそうなのです。体が吸いたくなくなっても、タバコの快楽を記憶してしまっている脳のほうは、常にメチャクチャタバコを吸いたがってしまうんです。

だから結局、ガムを吐きだしてしまいます。ニコチンシールもはぎ取ってしまいます。で、罪悪感に蓋をするように、ガムとシールをゴミ箱にすてて、そのまえにゴミ箱にすてていたタバコのほうを、拾いもどしてしまうのです(苦笑)

ぼくは禁煙外来にかよったことはありませんが、禁煙外来にかよってまる一年以上禁煙を続けていた友人が、ふたたびタバコを吸うことになってしまったのを聞いて、たぶん自分も禁煙外来にいっても同じ結果になるだろうと思いました。

 

喫煙者にとって禁煙は労働(仕事)と一緒

禁煙外来で一年以上禁煙を続けていたその友人は、ふたたびタバコを吸いはじめた理由について、こう言いました。

「仕事が忙しすぎて、タバコを吸わないとやってられないから」

つまり、仕事にしろ何にしろ、普段の生活が忙しかったり余裕がなければ、そもそも禁煙するのは無理なのかな?と思います。もっといえば、喫煙者にとって禁煙というのは、労働(仕事)に匹敵するものかもしれません。

仕事+禁煙をする=仕事+カケモチでバイトもする――ような、極端にいえば、それくらいのレベルの労力が、禁煙を実行するには必要な気がします。つまり、仕事が休みの日も、禁煙という労働に従事しなければならないのです。

もちろん、禁煙で得られるものは大きいです。お金もしかり、なにより健康面を考えれば、絶対に禁煙するべきでしょう。しかし、考えれば考えるほど、喫煙者にとって禁煙という壁は、高すぎる気がしてしまいます。

 

とりあえずタバコの本数を減らす、は有効なのか?

だからぼくは今のところ、本気で禁煙をするつもりはありません。とりあえず、タバコの本数を減らすところから頑張っていきたい……。いや、やめるならスパッと、今日から一本も吸うな、そんな緩い気持ちじゃ禁煙なんか絶対できないし、そもそも一時的に減らすことができても、また元の本数に戻ってしまう――というのはよく言われていることです。

しかしぼくの場合は、三年くらい前から、ベランダだけで吸うようにしていて、それは今もちゃんと続いています。もともと1日2箱(40本)吸っていたのが、おかげで今は1日15本(半分以下)まで激減しました。

わざわざベランダまで行くという面倒が、見事に功を奏しているのです。もちろん、部屋の壁を汚したくないという気持ちも、「ベランダだけで吸うこと」を援護しているとは思います。

ともあれ、「とりあえずタバコの本数を減らす」という緩い気持ちでも、実際に本数を減らすことができるなら、まったく何も意識しないよりはマシだといえそうです。

 

マスクはガムや飴より口寂しい感じを満たしてくれる!?

それに加えて、ぼくは時々マスクをしているのですが、これが意外にも、タバコの本数を減らすのに役立っています。ガムや飴を口にいれるより、マスクのほうが、口寂しい感じをむしろ満たしてくれるような気がぼくはします。要は、タバコへの欲求がニコチンそのものだけになって、そのぶん本数を抑えられるというわけです。

実際、ぼくは一日中マスクをしていると、10本弱に抑えられることもあります。ただ、一日中マスクをするのは辛いので、毎日そうはできないのですが、一日中マスクをしても気にならない人は、ぜひ一度試してみてください。

 

アルコールに依存している人は禁煙しやすい?

余談ですが、ぼくが知る限り、大量に飲酒をする人は、禁煙に成功する率が高いです。ふつうは居酒屋なんかに飲みにいったりすると、タバコは欠かせないので、すごく不思議な感じもしますが、ここでいう大量の飲酒というのは、毎日、しかも朝や昼とか夕方のはやい時間から飲むような、相当アルコールに依存しているような人たちのことです。

事実、ほとんど毎日昼から飲酒をしているぼくの父は、ある日突然禁煙を決意して、以来一本も吸っていません。同じく、仕事が休みの日は必ず朝から酒を飲むある友人も、それほど苦労しないで、禁煙することができました。しかしそれは、単純にアルコールへの依存がそれだけ強いというだけでしょうから、禁煙に成功したといっても、素直に喜べないかもしれません。

 

タバコへの欲求を、努力ではなく、自然消滅的に消す

ぼくは今のところ、「必ずベランダで吸うこと」と「時々マスクをすること」以外の努力は特にしていません。とりあえずそれだけでいいかな?と思っています。というのも、本気で禁煙をするのは、労力がかかりすぎるからです。だからぼくは、禁煙をいったんあきらめることにしました。

もしも今後、「必ずベランダで吸うこと」と「時々マスクをすること」以外にも、負担にならないことがあれば、少しずつそれを取り入れていって、要はもっと長いスパンで禁煙に向き合いたいというか……

もちろん、そんな緩い気持ちじゃダメだという意見もあるでしょうが、もしかしたら意外とそのほうが禁煙できるかな?と思う節もあります。というのも、禁煙を強く意識してしまうと、よけいタバコを吸いたくなってしまうからです。

だからむしろ、いったん禁煙をあきらめて、負担のない我慢を一つずつ積み上げっていったほうが、自然消滅みたいな感じでタバコへの欲求がなくなるかもしれない――と、そしてそのほうが、タバコの再犯率も抑えられるんじゃないか?というふうに、今のところぼくは考えています。

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